第二の人生に幕!!
6月末で11年間勤めてきた仕事を辞めました。
ずーっと定年までここで働くんだろうなって、決めていたけれど...
今年に入ってから急に息子の言葉が気になるようになりました。
「母ちゃん明日早番?」
「そうだよ」と言うと
「やだー( ノД`)シクシク…」って、毎日就寝前の会話。
4歳になった頃からそう言うようになりました。
調理の仕事をしていて早番だと、朝息子が起きても私はいない。
毎日朝起きての一言目は必ず
「母ちゃん」
私がいてもいなくても。
「母ちゃん」
と言うのです。
私は何のために、誰のために働いているのだろう。
今この仕事を続ける意味を考えたとき、この仕事を辞める決断にいたりました。
そんな息子が、仕事最終日も早番の私に寝る直前目をパッと開け私の顔を見てこう言いました。
「母ちゃん明日最後の仕事頑張ってね!」
そんな言葉をかけてくれるなんて、本当に驚きと感動でした。
いつの間にこんなに成長したんだろう。
子育てしながら仕事を続けてこられたのは、主人や息子、両親、兄妹家族、息子が通う園のお母さん、お父さん達。そして職場の皆様方の、たくさんの協力があったからです。本当にたくさんの支えなしではありえませんでした。子育てしながら仕事をずっとやってこれた幸せを今感じています。
入社前の私は特に、自分は何も出来ないし、自信ないとか弱いとか、逃げる事も多かったし、自分の存在価値すらわからなかったけれど、たくさんの経験と人とちゃんと関わっていくことや温もりを感じることでいつの間にか自分は変われるし、もっとやれる!やりたい!変わりたい!と思うようになりました。そして自分の事も嫌いより好きが多くなった。人の評価ではなく自分自身の評価を大事にできるようになったと思います。
今の私がいるのは、入社当初よりずっと可愛がってくれた先輩たちや、何も知らず何にも出来なかった私に多くのことを伝えてくれた先輩達。そして大切な仲間の存在があったから。
私に関わってくれた全ての方たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。直接最後に気持ちを言えなかった方にもこの溢れだしそうな私の心の声が届きますように。
ありがとうだけじゃ全然足りないけど、今の私にはこの言葉しか見つからないです。
皆に出会えたことで私の生きる道を学びみつけました!
本当に本当にありがとうございました!
私はこれから自分で選んだ道へ。
皆さんの言葉を心に深く深く刻んで前を向いて生きていきます。
第三の人生は自分次第で必ず開くと信じています。
杉本 智香